ドルトムント、条件次第で態度軟化? ヴァイグルを今冬の移籍市場で放出の可能性浮上
元ドルトムント監督率いるPSGが31億円以上の移籍金を提示なら急転移籍も
これまで一貫して今冬のMFユリアン・ヴァイグルの放出はないとしてきたドルトムントだが、そのドアはいつまでも閉じたままではないようだ。フランス紙「ル・パリジャン」によれば、パリ・サンジェルマン(PSG)が新たなオファーを提示してきた場合、ドルトムントが態度を軟化させる可能性があるという。
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今冬の移籍市場では、“ベンチウォーマー”となっているヴァイグルの動向がホットな話題の一つとなっている。同選手を巡っては以前からPSGが関心を示していると噂されてきたが、先日、かつてドルトムントを率いたPSGのトーマス・トゥヘル監督がフランスメディア「RMCスポーツ」に対し、「ユリアンは今もずっと興味深い選手だ」と話したことから、より一層同選手に注目が集まっている。
ただし、ドルトムントはヴァイグルをベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルの大事なバックアッパーと見ている。さらに、スイス代表DFマヌエル・アカンジをはじめ、ダン=アクセル・ザガドゥ、アブドゥ・ディアロと守備陣に故障者が出ている現状で、センターバックとしても起用できるヴァイグルを今冬に放出する可能性はまずないとされてきた。
しかし、「ル・パリジャン」によれば、PSGが2500万ユーロ(約31億2100万円)を支払うのであれば、ドルトムントもその固いドアを開く可能性があるという。ヴァイグルはドルトムントと2021年6月までの契約を結んでいるが、その金額で新たなオファーが届いた場合は首脳陣も移籍を了承するのではないかと見られている。ザガドゥが復帰間近であること、新たにU-20アルゼンチン代表DFレオナルド・バレルディがチームに加わることを考えれば、少なくとも守備というポジションについてヴァイグルはお役御免ということになる。
ブンデスリーガ前半戦ではわずか4試合の出場に終わっていたヴァイグルだが、複数の報道によれば、同選手自身、新たなチャレンジを求めてクラブを変える意思があるという。ヴァイグルは15年から17年の間にトゥヘル監督の下で才能を開花させているが、果たして今冬中に恩師と再会という形になるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)