チェルシー退団示唆のセスク、同僚に“さよならスピーチ” アザールも惜別「最高の男」
FAカップ3回戦ノッティンガム戦後にロッカーでスピーチ、同僚たちも感謝&ハグで呼応
チェルシーの元スペイン代表MFセスク・ファブレガスは、モナコ移籍が報じられるなど退団が確実視されている。現地時間5日のFAカップ3回戦ノッティンガム・フォレスト戦(2-0)後のロッカールームで、チームメートへお別れのスピーチをしたようだ。同僚のブラジル代表DFダビド・ルイスが英衛星放送「スカイ・スポーツ」に明かした。
2003年にバルセロナの下部組織からアーセナルに引き抜かれたセスクは、同年にプロキャリアをスタート。8年間在籍したアーセナルではキャプテンを務めるなど、チームの大黒柱として多くの勝利に貢献した。その後、セスクは11年にユース時代を過ごしたバルセロナへ移籍。14年からはチェルシーでプレーしてきたが、アーセナル時代の同僚であるティエリ・アンリ監督率いるモナコへ移籍すると目されている。
チェルシーでのラストゲームとなる可能性が高いノッティンガム戦にキャプテンマークを巻いて出場したセスクは、試合後に手を振ってサポーターにお別れ。そして、試合後のロッカールームでは“サヨナラスピーチ”をしたそうだ。ルイスは内容こそ明かさなかったが、その時の様子を語った。
「彼がスピーチをして、その後に僕たち全員が感謝の言葉を述べて、ハグをした。彼のような選手を失うのは毎回辛い。彼は世界クラスの選手で、彼とクラブにとっていい決断であれば受け入れなければならないことは分かっている。でも、イングランドでプレーするベストプレーヤーの1人。お別れするのは悲しいけど、みんな彼のために立ち上がり拍手を送る、彼はそういう選手さ」
ベルギー代表MFエデン・アザールも「ピッチ内外で最高の男で、僕の素晴らしい友達。彼にとっていい未来を願う」と、セスクへメッセージを贈った。
果たして、31歳のゲームメーカーはどこに新天地を求めるのだろうか。