初のアジア杯へ「喜びよりも緊張感」 ”愛弟子”MF青山、森保流を「ぶつけたい」
キャップ数11のチーム最年長、アジア杯制覇へ静かに燃える
森保一監督が、日本代表の指揮を執り始めてから約4カ月。チーム最年長となるMF青山敏弘は、並々ならぬ気持ちで大会に臨むことになるだろう。年齢を考えれば、日本代表のキャップ11は決して多くない。それでも、今年発足した森保ジャパンでは、最初の3試合に出場。11月の連戦は、右膝痛により代表を辞退したが、アジアカップのメンバーには名を連ねた。
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森保監督が率いたサンフレッチェ広島でも、中心として活躍して2度のリーグ優勝を経験している青山は、森保監督の考えをピッチ内で表現できる存在だ。発足して4カ月が経った日本代表にも、森保メソッドが浸透してきていることを実感している。
「4カ月、アジアカップを目指してやってきました。そのために多くのメンバーを変えてこなかったし、それはこの大会に勝つために土台をつくってきて、だいぶ固まってきた。4カ月でやってきたことを、アジアカップでぶつけたい。そういう気持ちはみんな持っていますし、それは自分も同じ。みんなでぶつけたいと思います」
26日の昼に選手は宿舎に集まったが、それから17時開始の練習まで、監督からは「コンディションを上げていこう」といった短い話があった程度だという。「思いっきりオンになっていくのは、向こう(UAE)に入ってからだと思うし、そこは自然になっていくもの。そこまでしっかり、みんなで上げていこうと思います」と、青山も徐々にテンションが高まっていけばいいと、冷静に勝ち抜いていく道のりを見据える。
森保監督は、大会期間中もチームが「成長」することをポイントと挙げたが、広島時代からの愛弟子に、特別な指示はないという。監督から、自分のやりたいことを他の選手に伝えてくれと頼まれたことは、「一度もない」と青山は明かす。
青山が森保監督を知っているように、森保監督もわざわざ言葉にしなくとも、青山がチームメートに必要だと感じたアドバイスは、自然としてくれることを分かっているのだろう。