名将クロップ、公式会見で誕生日の広報に捧げる“ハッピーバースデー”熱唱が話題

リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督【写真:Getty Images】
リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督【写真:Getty Images】

ニューカッスル戦に向けた会見場に入るやいなや、ご機嫌に歌い出して祝福

 リバプールはプレミアリーグ折り返しの第18節終了時点で15勝3分の無敗で首位を走り、悲願のプレミア優勝へと突き進んでいる。その旗頭と言えばもちろんユルゲン・クロップ監督だ。熱血漢かつ戦略家であるドイツ人指揮官の支持率はクラブ内外で抜群に高いが、現地時間26日の第19節ニューカッスル戦を前にした公式会見でもその一端を垣間見せたという。

 衛星放送「ビーイン・スポーツ」公式ツイッターが配信した動画は約30秒程度のもの。それは記者会見場に入ってきたクロップ監督が「♪ハッピーバースデートゥーユー♪ハッピーバースデートゥーユー……」と超ご機嫌な様子で熱唱している様子だった。

 実はこの日、いつもクロップ監督などの会見を取り仕切る広報担当者の誕生日だった。それを“サプライズ”で祝おうということでクロップ監督は歌い出したのだ。着席したクロップ監督は「彼はこの朝を愛しているだろう」と話すとともに、「39歳になったって?じゃあ来年はとてつもなくデカい年となるね」と和気あいあいとした表情で語っている。

 もちろん本業であるニューカッスル戦に向けては、真剣なコメントを残している。英衛星放送「スカイ・スポーツ」によると、「誰もが我々と違ってクリスマス気分だ。でも我々はクリスマス気分じゃない」と話し、このように語っている。

「イングランドの誰もがボクシングデー(12月26日の祝日)の試合を臨んでいる。その日もクリスマス気分にはならない。来たるべき1時間半の間に全てのものを皆さんに届けたい。なぜなら我々は勝利するのに難しい相手を打ち破るため、再び特別な雰囲気を作っているからだ」

 ユーモアセンス溢れる姿と、試合にフォーカスした時の集中力。クロップ監督らしい使い分けだが、このあたりの人心掌握術こそ、世界屈指の名将と評価されるゆえんだろう。

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