鹿島は「レアルのライバルになる」 2016年以来の再戦にスペイン紙がアジア王者警戒
1点ビハインドから永木の同点弾を含む3ゴールを奪い、鮮やかな逆転勝利で準決勝進出
鹿島アントラーズは現地時間15日、UAEで開催されているFIFAクラブワールドカップ(W杯)準々決勝でグアダラハラ(メキシコ)と対戦し、3-2で逆転勝利。続く準決勝でヨーロッパ王者レアル・マドリードと対戦することになったが、2016年大会決勝のリベンジマッチにスペインメディアも「カシマがレアルのライバルになる」と熱視線を送っている。
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アジア王者の鹿島は、主力のMF三竿健斗とFW鈴木優磨の日本代表招集経験のある二人が負傷で開催地UAEへの遠征すら叶わないメンバー構成になった。そうしたなかで、前半3分には相手の個人技に屈する形で失点。大岩監督も「前半の最初の失点でプランは崩れかけた」と話す苦しい展開を強いられた。
しかし、後半のスタートからFW安部裕葵をピッチに送り込んだ鹿島も反撃。4分にGKクォン・スンテの低空パントキックがMFセルジーニョへのクサビになると、左サイドを走るMF土居聖真にパスがつながり一気に突破。中央への折り返しに、長い距離を走り込んできたMF永木亮太が合わせて1-1の同点に追いついた。
後半24分、土居がペナルティーエリア内で鋭い切り返しを見せるとファウルを受けてPKを奪取。これをセルジーニョがゴール左に蹴り込み、2-1と逆転に成功した。さらに同39分にはカウンターから途中出場のMF安西幸輝のラストパスを受けた安部が鮮やかなミドルシュートを決めて3-1と突き放した。鹿島はアディショナルタイムにPKを献上して1点を返されたが、大会初戦を3-2で競り勝った。