不動の代表1トップ岡崎の牙城に迫るか 武藤がマインツで切り開く新境地

「海外でやっている以上、代表でできないわけがない」

 武藤は、こう言い切る。
「最初はサ イドハーフで試合に出たい気持ちがあったけど、監督が求めるポジションで結果を出さないと活躍する機会がなくなる。与えられたポジションで結果を出すこと。海外でやっている以上、こっち(代表)でできないわけがない。ここでできないと意味がない」
 過去には慶応大時代や、試合の流れの中で1トップとしてプレーすることもあった。そして、ドイツの地でプレースタイルをアップデートしようとしている。進化の過程をこのW杯予選の中で披露してくれるはずだ。
 だが、代表のワントップは、武藤が所属するマインツからプレミアリーグへとステップアップしたFW岡崎慎司(レスター・シティ)が長年守ってきたポジションでもある。日本代表通算44得点で歴代3位のゴールを挙げている現在不動の存在だ。その背中を追う良き兄貴分の強固な牙城を崩せるのだろうか。武藤の新たな挑戦が始まろうとしている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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