モナコ前監督のジャルディム氏、22年W杯開催国カタールの代表監督候補に浮上

モナコ前監督のジャルディム氏【写真:Getty Images】
モナコ前監督のジャルディム氏【写真:Getty Images】

10月11日に成績不振でモナコを解任 若手主体のチーム作りには定評あり

 先日、フランス1部モナコから監督解任となったレオナルド・ジャルディム氏が、次回のワールドカップ(W杯)を開催するカタール代表を率いる可能性が浮上している。フランス誌「フランス・フットボール」が報じている。

 ポルトガル国籍のジャルディム氏は、2011年に同国のブラガを率いてリーグ13連勝やUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の出場権獲得を成し遂げて名を上げた。その後、ギリシャの名門オリンピアコス、母国の名門スポルティングの監督を経て14年にモナコの監督に就任した。

 モナコでは安定した守備をベースに緻密な戦術をチームにもたらして安定した成績を残し、2016-17シーズンにはCL準決勝まで進出。毎シーズンのように主力をビッグクラブに引き抜かれながら、若手を抜擢して成績を維持した手腕には高い評価が与えられている。しかし、今季は開幕から不振続きとなり、10月11日に解任が発表されていた。

 その後はトルコの名門フェネルバフチェなども興味を持っているとされていたが、2022年のW杯開催を控えるカタール代表の監督としてジャルディム氏が有力になっているという。カタールは開催国のためにアジア予選がなく、強化の場が限られるというデメリットもある。そこで、限られた戦力で結果を残すタイプのジャルディム氏がフリーになったことで脚光を浴びているという。

 W杯に参加できる監督は世界中で32人しかいないこともあり、その座を争うのもまた熾烈な競争だと言える。ジャルディム氏は、開催国の特権で必ず出場権を得られる中東の地で自身初の代表チーム監督を次のキャリアに選ぶのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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