元日本代表MF松井大輔が期待する「海外組アタッカー」 若手に設定した“目標”とは?

中でも豊川雄太と伊藤達哉に注目しているようだ【写真:Getty Images】
中でも豊川雄太と伊藤達哉に注目しているようだ【写真:Getty Images】

「ステップアップが難しい国」と語るベルギーで奮闘する豊川にも注目

 もう一人が、リオデジャネイロ五輪世代でベルギー1部KASオイペンに所属するFW豊川雄太だ。ドリブルを特徴とするプレースタイルに加え、ベルギーリーグから今後どのような成長曲線を描いていくのか、松井は注目しているという。

「豊川くんのいるベルギーは、次にどこへステップアップするのかが難しい国だと思います。フランス、オランダ、ドイツ……、そこに行くにもベルギーで相当活躍していないといけない。(元コートジボワール代表FWでパルマ所属の)ジェルビーニョはベルギー(ベフェレン)からフランスに来て、活躍してイングランド(アーセナル)に行きましたけど、彼のような成功例は限られている。チームで自分の居場所を作っていくことが一番大事かな、と」

 松井は日本サッカー界の発展を見据えて、海外組アタッカーたちに一つの“目標”を設定する。

「海外では結果しかない。(欧州5大リーグで)10点取っている選手が今はいないので、そういう選手が現れたら日本のサッカーも変わってくるのかな、と思います」

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