チェルシー主将のテリーにトルコからの誘い ファン・ペルシーと同僚に?

契約満了後のフリー移籍をもくろむ

 トルコ強豪フェネルバフチェがチェルシーの主将DFジョン・テリーにオファーを出すのではという情報を英地元紙「デイリー・メール」が報じている。
 フェネルバフチェは、今夏にマンチェスター・ユナイテッドからオランダ代表FWロビン・ファン・ペルシー、ポルトガル代表FWナニという2人のスター選手を獲得するなど、大型補強で話題となっていた。ほかにもポルトガル代表DFブルーノ・アウベスや2010年南アフリカ・ワールドカップで日本代表と対戦したデンマーク代表DFシモン・ケアー、元ブラジル代表MFジエゴといった選手が所属している。
 
 そして、昨季リーグ2位のフェネルバフチェは2016年6月末でチェルシーとの契約が切れるテリーに対して、来季に向けた移籍交渉が可能となる2016年1月を待って、年俸250万ポンド(約4億8500万円)に高額のボーナスを加えたオファーを出す構えのようだ。契約満了とともに、移籍金なしでの獲得をもくろんでいる。
 
 先日のプレミアリーグ第2節のマンチェスター・シティ戦ではジョゼ・モウリーニョ監督体制下で初の途中交代を命じられた元イングランド代表のテリー。昨季はリーグ戦全試合フルタイム出場を果たした34歳もスピードの衰えは顕著となっている。チェルシーは守備を立て直すべく、エバートンの若いイングランド代表DFジョン・ストーンズ獲得に4000万ポンド(約77億6000万円)を用意ともリポートされている。世代交代の瞬間が、じわじわと近づいていることをうかがわせる。
  
 テリーはかねて、あと数年はチェルシーでプレーしたいという意志を明かしているが、同じくトルコのガラタサライも関心を示しているという。昨季限りで退団したディディエ・ドログバ(モントリオール・インパクト)も、チェルシーを退団後にトルコ(ガラタサライ)でのプレーを経験。かつての同僚と同じく、キャリアの晩年を急発展中のトルコで過ごすというプランがテリーの頭の中にも存在するのだろうか。
  
 フランク・ランパード、ペトル・チェフ、そしてドログバら共に戦ってきたベテランの多くがチームを去った。在籍19年目のシーズンを迎えたチームの偉大なキャプテンは、大きな決断をするべき時期が迫っているのかもしれない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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