ゴールライン上で悶絶、味方の得点を阻止した“珍プレー”の反響拡大「クレイジーな瞬間」
サウジアラビアで倒れ込む味方が決定的なシュートを防いだ珍プレーが発生
サウジアラビア1部アル・ファイサリー対オホド(2-0)の一戦で、ゴールライン上で転倒したチームメイトが味方のゴールを阻止する珍プレーが生まれたが、各国メディアがこの場面を続々と報じており、世界に反響が広がっている。
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まさかの珍プレーが起きたのは、開始早々の6分だった。ホームのアル・ファイサリーが左CKを獲得しファーサイドへ放り込むと、ヘディングで折り返したボールがゴールの1メートル手前に転がった。
両軍入り乱れるなか、オホドの守備陣が懸命のクリアを試みる。この時、アル・ファイサリーのDFアンテ・プリッチが相手と交錯し、相手のゴールライン上で悶絶。プレーはそのまま続行され、右サイドからのクロスをGKがまさかのポロリ。これをMFアル・アンサリが流し込むも、そのコース上にいたのが倒れ込んでいた味方のプリッチだった。アンサリの決定的な一撃は、プリッチが意図せずライン上でクリア。結果的にこの場面では、ゴールが生まれずに終わっている。
倒れ込む味方選手にゴールを阻止されるという珍プレーを、英メディア「JOE」が「信じられないほど面白い」と伝えれば、ペルー紙「リベロ」も「奇妙でシュールだった」と報道。さらに多くの海外メディアが反応しており、オーストラリアメディア「news.com」は「サウジアラビアでチームメイトがゴールを防ぐクレイジーな瞬間」と伝え、「今年見たサッカーシーンのなかで、最高で最悪な30秒間」と記した。さらに「ピッチで最も困惑させる出来事」「なんて大失態」「全くもって愚の骨頂」と様々な表現で決定機逸を紹介している。
先制点を奪う絶好の機会を味方に阻止されてしまったアル・ファイサリーだが、後半に2ゴールを決めて2-0と勝利。決定機を防いでしまったプリッチもホッと胸を撫で下ろしているかもしれない。