「目標は東京五輪」 71歳の名将ヒディンク、U-21中国代表監督就任へ

71歳の名将ヒディンク、U-21中国代表監督就任へ【写真:Getty Images】
71歳の名将ヒディンク、U-21中国代表監督就任へ【写真:Getty Images】

中国メディアが報道、すでに視察を開始

 2002年日韓ワールドカップ(W杯)で韓国代表を率いて、史上初のベスト4入りを果たすなど、代表・クラブレベルの両方で豊富な指揮経験を誇るオランダ人のフース・ヒディンク氏が、今度はU-21中国代表を率いることになったようだ。中国TV「CGTN」などが報じている。

 ヒディンク氏はオランダのテレビ番組「Veronica Inside」に対し、「もう引退していたようなものだが、これは素晴らしい仕事だ」とコメント。中国サッカー協会(CFA)はU-21代表の新指揮官について公式アナウンスを行っていないが、オファーがあったことを示唆し、受け入れる準備があることを明かした。

 現在71歳のヒディンク氏は、「中国は五輪予選を突破したいと考えている。目標は2020年東京五輪だ。前回、中国が本大会に出場したのは2008年だった。だから要求は高い」とも語り、自身の“ミッション”は東京五輪出場であり、それが果たせない場合は退任するとしている。

 ヒディンク氏はすでにU-21中国代表を視察しており、ミャンマーとの試合が行われた際にはスタジアムでメモを取る姿が見られていた。PSVやチェルシー、オランダ代表を率いたことで知られる同氏だが、いわゆる“世界の強豪”以外のチームを率いて国際舞台で結果を残したことでも名声を博しており、02年W杯では韓国を率いて4強入り。06年のドイツW杯ではオーストラリアをベスト16に、EURO2008ではロシアをベスト4に導いている。

 中国は2050年までにサッカー大国になることを目指し、国家主導でその発展に取り組んでいる。フル代表はイタリア人のマルチェロ・リッピ監督が率いているが、ユース世代の育成にヒディンク氏が加われば、世界の名監督二人が中国サッカーの強化を担っていくことになる。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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