デヨングのファウルを巡る舌戦

　ACミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督は、4日のアウディカップで対戦したバイエルン・ミュンヘン戦で0-3と惨敗した。その試合後、ミランのオランダ代表MFナイジェル・デヨングの激しいタックルを巡り、ペップ・グアルディオラ監督と激しい舌戦を展開している。「ダンスではない」と“ケンカ”サッカーを推奨している。
　前半20分、デヨングはシュツットガルトからバイエルンに今季新加入したMFジョシュア・キミッシュにファウルを見舞い、故障退場に追い込んだ。ハーフタイムにはスタジアムまでのトンネルでグアルディオラ監督とデヨングが口論 を繰り広げる一幕もあった。
 
「私はジョシュア・キミッシュに残念に思う。明日の試合に出ることができない。彼は私のチームのトッププレーヤーで次のドイツを担う最高の人材の一人だ」
　今季RBライプチヒから移籍金700万ユーロ（約9億5000万円）で獲得した新鋭に対する、クラッシャーのプレーには警告が与えられた。スペイン人の知将はドイツの地元テレビ局「ZDF」でこう語った。
「キミッシュに対するファウルはもっと厳しく裁かれるべきだ。ボールは明確に離れていたのに、ナイジェル・デヨングは全力でタックルを続けた」