解任危機のモウリーニョ 英紙が「マンU新監督候補3人」選出、最も支持されたのは?
トットナムに完敗し監督交代に現実味 後任候補はジダン、ポチェッティーノ、コンテと指摘
マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督はプレミアリーグ開幕前から解任の可能性が取り沙汰されていたが、トットナム戦の大敗により、いよいよ政権交代が現実味を帯びてきている。英紙「メトロ」は、後任候補として3人の指揮官の名前を挙げている。
ユナイテッドは現地時間27日のプレミアリーグ第3節でトットナムと対戦し、本拠地オールド・トラッフォードで0-3と大敗。開幕3戦で1勝2敗と負け越している状況を受け、解任は時間の問題であるとの見方が強まっている。
同メディアは「モウリーニョの後任となるユナイテッド指揮官の最有力候補」と見出しを打って特集。最初の候補として挙げられたのは、昨季までレアル・マドリードを率いたジネディーヌ・ジダン氏だ。
現役時代に数々の輝かしい功績を残したフランスの英雄は、2016年1月にレアルの監督に就任すると、同シーズンから前人未到のUEFAチャンピオンズリーグ3連覇を達成。一時代を築きつつあったが、昨季限りで電撃辞任した。
ジダン氏本人もユナイテッドでの指揮に強い関心を示していると伝えられており、記事では「多くのファンがモウリーニョは、マーカス・ラッシュフォードやアンソニー・マルシアルのような若きスターの育成能力に欠けていると考えており、ジダンにはレアルでマルコ・アセンシオの成長を促したような指導を見込めると期待している」と指摘している。
続いて紹介されたのが、ユナイテッドを撃破したまさに張本人であるトットナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督だ。ユナイテッドにホームで重すぎる黒星を突きつけた、その輝かしいパフォーマンスだけでなく、14年にトットナム監督に就任して以降、安定した結果を残していることが高評価につながっているという。早期の引き抜きは現実的ではないが、強奪できる機会を虎視眈々と窺っているのかもしれない。