元仏代表アンリ、監督オファー固辞報道にボルドーも撤退示唆 「経験がない人物に…」
月給2600万円の要求は“ルーキー監督”の待遇には見合わないと判断
フランスの古豪ボルドーは元フランス代表FWティエリ・アンリ氏に監督就任のオファーを出していた。しかし、アンリ氏の要求が“ルーキー監督”の割に高すぎると判断し、招聘に相応しくないと判断したようだ。
【PR】ABEMA de DAZN、明治安田J1リーグの試合を毎節2試合無料生中継!
ロシア・ワールドカップ(W杯)で3位と躍進したベルギー代表のアシスタントコーチを務めていたアンリ氏。任期終了後、指導者の道一本で勝負することを決め、オファーを待っている状態だった。そこに目をつけたボルドーが、新監督として迎え入れるべくアンリ氏と交渉を行っていたとされる。
ただ、アンリ氏側はボルドー首脳陣の微妙な情勢を鑑みて、オファーを固辞すると伝えられており、就任に至ることは難しいとされていた。
しかし、フランス紙「レキップ」は、9月下旬にフランステレビ局「M6」の買収が完了する予定にある米ファンドグループ「ジェネラル・アメリカン・キャピタル・パートナーズ」(GACP)がアンリ氏と契約を結ばなかったと報道。その理由がアンリ氏の要求によるものだと伝えている。
特にアンリ氏が家族への配慮と代理人の手数料を含めて月給20万ユーロ(約2600万円)を要求したことが大きな障害になったようだ。ボルドー関係者は「彼の代理人が要求してきた条件は、監督経験がない人物に与えられるスケールではなかった。ローラン・ブラン監督がキャリアをスタートさせた時でさえ、こうした要求に直面することはなかった」と語り、アンリ氏との交渉が終了したことを明かしている。
これによってGACPが最終的に買収を完了するまでは、エリック・ベドー暫定監督が役割を継続する予定だという。新監督を探すボルドーと新たなチームを探すアンリ氏は、どのような歩みを見せていくのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)