運命に導かれた2人 香川とギュンドアンが“わが家”で再起を懸ける

再起を懸ける2人

 2人はマンチェスターでチームメートとなっていた可能性もゼロではなかったはずだ。もしも香川がユナイテッドのレギュラーとして活躍してい“たら”。ギュンドアンが契約延長を選択しなけ“れば”。いくつかの“たられば”が重なれば、実現していたかもしれない。
 
  しかし、2人は導かれるように、ドルトムントで再スタートの時を待っている。香川は会見で「マンチェスターでのプレーシーズンはドルトムントに比べれば楽だった。そういった意味では、すごくハードな練習ができている」と語った。厳しいプレシーズンのトレーニングにも充実感を漂わせた。さらに「特にプレシーズンはすごく大事だと思っている。ハードに追い込んでシーズンのスタートを切りたい」と続け、再起を懸けるシーズンへ並々ならぬ意気込みを見せている。
 苦境を乗り越え、ドルトムントの一員として歩き出す香川と、ギュンドアン。ドルトムントが再び頂点に返り咲く時、ピッチの中央ではたくましさを増した2人の笑顔を見ることができるだろう。
【了】
サッカーマガジン ゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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