マンCは1億ユーロの男を諦めない バルサとポグバ争奪戦激化

ダビド・シルバに加え、金銭提示へ

 今夏の移籍市場の超目玉とされ、今や「1億ユーロ」の男になったユベントスのフランス代表MFポール・ポグバ。その獲得レースは常にバルセロナがリードしてきたかに見えるが、マンチェスター・シティも諦めていないようだ。今、新たな動きを見せているとイタリア地元紙「トゥット・スポルト」が伝えている。
 シティ側はトップ下のゲームメーカーの獲得を熱望しているユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督の意向をくんで、スペイン代表MFダビド・シルバを交渉に含めることで、状況の打破を図る構えだと報じている。ユベントスのマロッタGMは、一刻も早くポグバに関する騒動を落ちかせたい意向だが、代理人のミノ・ライオラ氏はバルセロナの会長選挙の動向を見ながら、8月末まで交渉を長引かせる姿勢があるという。
 ユベントスがトップ下の獲得に動いている現状も移籍市場の動向に大きな影響を与えているが、その一方でシティのペジェグリーニ監督も中盤のアタッカー獲得を望んでいる。レアル・マドリードのスペイン代表MFイスコとヴォルフスブルクのベルギー代表MFケビン・デ・ブライネが候補に挙がっているとも報じている。
 ビッグクラブもある程度の予算を消費し、複数の選手やクラブの動向が複雑に絡み合う交渉が焦点になる時期に入ってきた。高額移籍金によるビッグネーム獲得のニュースとしては、今夏最後の大物がポグバになる可能性もある。去就決定は移籍市場の閉幕ギリギリになるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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