レアルがカシジャスの偉業をたたえ、ポルトとの親善試合を計画

ペレス会長の意図

 レアル・マドリードは、FCポルトに移籍したスペイン代表GKイケル・カシジャスの偉業をたたえ、8月12日にサンティアゴ・ベルナベウで「ベルナベウ杯」と冠してFCポルトとの親善試合を計画していると、地元紙「AS」が報じたもの。
 下部組織からレアル一筋でゴールを守ってきた「聖イケル」のポルトへの放出劇に関して、チームは大きな批判を受けている。退団イベントの行われた本拠地サンティアゴ・ベルナベウの外では「フィオレンティーノ、辞任せよ」とサポーターが大合唱。たった一人で退団記者会見に臨んだ守護神について、「スペイン史上最高の守護神」と公式サイトで たたえる一方、クラブのツイッターは即時フォローを解除するなど、冷たい扱いはサポーターの批判を集めてきた。
 矢面に立たされたフィオレンティーノ・ペレス会長は、現在両クラブの強化部長が親善試合の調整を進めていると明かした。ただし、親善試合でカシジャス本人をたたえる一方、しっかりと収益を手にするという。やり手で鳴らすペレス会長らしい方策といえそうだ。
 ポルトは8月15日か16日にギマラエスとのリーグ開幕戦を迎えるが、チームにとってもカシジャスにとっても大事な前哨戦となりそうだ


【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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