柴崎岳は遠藤保仁を超えられるか 日本の新司令塔が自ら語る…足りない「3大要素」

「全体的に足りなかった」と自己分析、ロシアW杯で感じた自らの課題

 アギーレ監督、バヒド・ハリルホジッチ監督、そして西野監督から評価されたプレーメーカーは、自身初のW杯で攻守の舵取り役として存在感を発揮。かつてブラジル戦で不甲斐ないミスを繰り返した柴崎の姿は、そこになかった。自らボールを呼び込んでパスを捌き、球際でもファウル覚悟で激しく潰しにかかる。名だたる相手と対峙しても全く見劣りしないプレーでチームを牽引した。だが、柴崎はチームの中心となるには、決定的に足りないものを感じているという。その3大要素とは「経験」「知識」「感覚」だ。

「僕はボランチで4試合に出た。チームをゲームのなかでまとめていくというのは経験・知識・感覚が必要で、そういったのが全体的に足りなかった。大きく二つに分けて攻撃と守備で言うと、攻撃の面ではまあまあそれなりに通用する部分もあった。ただ守備の面ではまだまだ物足りなさを感じている」

 原口へ通したスルーパスをはじめ、長短を織り交ぜたパスワークで攻撃のリズムを作り出しており、柴崎本人も一定の感触をつかんだようだ。その一方で守備は改善の余地があると口にしている。さらにゲーム全体をコントロールするうえで、経験・知識・感覚がまだ足りないと実感したようだ。

「今考えているのは(UEFA)チャンピオンズリーグ(CL)に出ること。レベル的にはワールドカップと比べても同等、もしくはそれ以上の大会だと思っている。そういうところに身を投じて、チャレンジしていくことが自分には必要だと思う」

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