2得点の浦和の武藤、伝説の「LOVEポーズ」を披露

もう「じゃない方」とは呼ばせない

 浦和のMF武藤雄樹は27日、5-2と大勝したJ1ファースト(1st)ステージ最終節のホーム新潟戦で、新たなゴールパフォーマンスを誕生させた。すでに優勝を決めていた浦和は17位の新潟を破り、開幕から17試合連続無敗記録を更新。史上初の無敗のステージ優勝を達成した。
 武藤は、前日までにプロレスラーの武藤敬司から決めポーズの使用を許可されていた。「多くの人に知ってもらうためにツイッターで返信しようかと思ったが、試合前なのでやめておきました」と、試合に集中。すると、前半35分にその瞬間は訪れた。阿部のシュートのこぼれ球に右足を伸ばして押し込むと、大歓声の中で両手をキツネの形にして広げるプロレス界でおなじみの「LOVEポーズ」を披露した。「結果を出してポーズを決められて良かった」と、満面の笑みを見せた。
 このゴールパフォーマンスに、練習は必要だったのかと問われた武藤だが、自信を見せてこう言い切った。
「僕は昔から武藤なんで!昔からやってますから、練習しなくても大丈夫なんです!」
 武藤がポーズを決めると、アンコールとばかりに森脇が寄ってきて2回目。さらに槙野が駆け寄って3回目を披露した。「みんなやりたがりですね」と笑ったが、埼玉スタジアムに新たな名物が生まれた瞬間だった。
 同姓であるが故に、今節を最後にドイツ・マインツへ移籍するFC東京の日本代表FW武藤嘉紀を何度となく引き合いに出された。自ら「じゃない方が決めたと書いてください」と言ったこともある。
 しかし、後半5分にも、この日2点目のゴールを決めた浦和の武藤は、これで通算8ゴール。仙台からの移籍初年度にして1stステージ無敗優勝の原動力となっただけでなく、得点ランキングも5位に浮上した。
 名実ともに、マインツにもう1人が去る今、Jリーグの武藤と言えば浦和の「19番」になる。もう「じゃない方」とは呼ばせない。ゴール後の「LOVEポーズ」のパフォーマンスを連発し、2006年以来の年間リーグ優勝に向けて赤い悪魔をさらに加速させていく。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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