セネガル戦で鍵を握る「日本のキーマン」は? コロンビア戦の攻守データから分析

昌子がボール奪取&カウンターの起点に【写真:Getty Images】
昌子がボール奪取&カウンターの起点に【写真:Getty Images】

昌子がボール奪取&カウンターの起点に こぼれ球に神経を尖らせる選手は?

 守備のデータに目を転じると「ボールリカバリー」「ルーズボール」「空中戦」からキーマンが浮上した。

 ボールリカバリーとは、相手のポゼッションを阻止するプレーで、日本側から見ればカウンターの起点となる重要なシーンだ。コロンビア戦で最多は、先発に抜擢されたDF昌子源で、一人二桁台の11回をマークした。2位タイが長谷部と柴崎の8回となっている。

 昌子は先読みと激しい寄せでボール奪取を狙い続け、チームの勝利に大きく貢献した。スピード溢れるセネガル攻撃陣に対してもそれは有効で、一発で入れ替わられないように細心の注意を払いながら、どれだけ狙い撃ちできるか。昌子が鋭い出足からボール奪取を数多く見せれば、日本にリズムをもたらす一つの要因となるだろう。

 ルーズボールはこぼれ球を拾った回数だが、長谷部が断トツの17回をマーク。2位がDF長友佑都の9回、3位タイで吉田と昌子が8回となった。柴崎が5回であることからも、長谷部がこぼれ球の回収に神経を尖らせていたのが見て取れる。

 攻撃の局面で数多く顔を出した柴崎に代わり、やや後方でバランスを取りながらルーズボールを回収したのが長谷部で、そうした役割はセネガル戦も同様だろう。長谷部の危機察知力と洞察力が冴えれば、ルーズボールを拾う回数は必然的に増えそうだ。

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