女子サッカー界の金銭事情を英メディアが特集 「最も収入が多いのは?」

アメリカ代表FWモーガンがトップ

 なでしこジャパンは、女子ワールドカップカナダ大会で2大会連続となる8強進出を決めた。女子サッカーの世界で男子サッカー選手ほどの収入を得ることは困難だが、中には桁外れの年収を手にしている選手もいるという。英「BBC」が「女子ワールドカップ。最も収入の多い女子フットボーラーは?」と特集している。
 特集によれば、準々決勝で中国と戦うアメリカ代表FWアレックス・モーガンが、年収300万ドル(約3億7000万円)で女子最高収入選手だという。今大会は4試合出場で1得点を挙げている。アメリカの女子リーグ「NWSL」のポートランド・ソーンズFCで活躍する25歳のストライカーは、2011年のドイツ大会ではアメリカ代表の最年少選手として注目を集めた。日本と対戦した決勝では後半24分にゴールを決め、延長戦でもアビー・ワンバックのゴールをアシストするなど大活躍した。恵まれた美貌を誇る彼女は、パナソニックのドライヤーのCM契約などで収入を増やしており、年収の90パーセントがスポンサー契約によるものだという。
 モーガンの年収は、世界で最も年俸面で優遇されているという男子のイングランド・プレミアリーグでの平均的な所得になるという。一方、マンチェスター・シティに所属するイングランド代表DFステフ・ホートンは、イングランド女子トップリーグ「FA WSL」で最高クラスの年収を誇るが、6万5000ポンド(約1260万円)。モーガンの収入は、その30倍以上になる。多くの選手はリーグ規定で年俸2万ポンド(約388万円)を手にしているが、中には週給50ポンド(約9700円)という待遇の選手もいるという。
 5度のFIFA最優秀選手賞に輝いたブラジル代表のスーパースター・マルタは、前所属のスウェーデンのティレーソーFFで31万5000ドル(約3800万円)の年俸を手にしていた。その他にも、スポンサーからの収入を手にしていたという。
 特集は日本人選手に触れていないが、なでしこジャパンのメンバーでもサッカーに打ち込む傍らピッチ外でも仕事を持ち、生計を立てている選手は少なくない。海外組の選手は、日本サッカー協会から日当のサポートを受けてプレーに集中している。
 男子のプロサッカー選手ほどの年収を手にすることが難しい女子サッカー界で、モーガンのサラリーは際立っている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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