浦和が史上初のステージ無敗優勝を飾る 2004年以来のステージ優勝

5連敗だった鬼門敵地神戸戦でドロー。開幕16戦無敗記録樹立

 赤い歓喜がほとばしった。浦和レッズが20日の敵地神戸戦で1-1ドローとなり、史上初の開幕16戦無敗で第1ステージ優勝を果たした。

 敵地ノエビアスタジアムで5連敗中の浦和が試合を動かした。劣勢で迎えた前半27分、Jリーグ通算200試合出場となった日本代表DF槙野が自陣でボールを奪うとドリブル突破を図る。左サイドのFW武藤に展開すると、武藤が中央に折り返す。このクロスをFW興梠がスルーすると、ファーサイドのMF梅崎がシュート。これが先制点となった。

 後半もカウンターの応酬となる中、後半30分にはMF宇賀神が2枚目のイエローカードで退場。数的不利に陥ったが、絶妙なボール奪取を続けたキャプテンのMF阿部を中心とした堅守でピンチに対応した。後半39分、相手FW渡辺に同点弾を許した。引き分け以上で優勝が決まる一戦で何とかドロー。2位のG大阪が仙台とドローに終わったため、04年セカンドステージ以来となるステージ優勝が決まった。

 鬼門を破り、掴んだ栄冠だった。神戸は08年以来、アウエーでリーグ6試合勝ち星なし。5連敗を喫していた。今季は苦手としていた敵地仙台戦で引き分け、敵地鳥栖戦では勝利。チームの抱えていたコンプレックスを解消して頂点を掴んだ。

 12年に就任したミハイロ・ペトロビッチ監督にとっては悲願の自身初のJ1でのタイトルとなった。13年にはナビスコ準優勝、昨年はリーグ2位。古巣広島は後任の森保監督が就任後、2連覇を果たしていた。シルバーコレクターと呼ばれてきたセルビア人指揮官は複雑な想いを胸に秘めてきた。広島時代の愛弟子であるGK西川、DF槙野、森脇、MF柏木を軸にチームを作り、興梠、ズラタンらJリーグ屈指の実力者を補強する一方、ユース出身の若手MF武藤を抜擢。今季移籍金ゼロで獲得した武藤が得点能力を開花させるなど、Jリーグ屈指の選手層を誇った。

 だが、これは通過点に過ぎない。04年はセカンドステージを制覇し、年間最多勝ち点62を積み上げた。だが、ファーストステージ優勝の横浜Fマリノスとのチャンピオンシップと2戦合計同点でPK戦の末に苦杯を味わった。赤き血のイレブンは06年シーズン以来のリーグ優勝を目指す。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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