日本代表、パラグアイに先制点献上 先発10人変更も香川、岡崎ら不発 0-1で後半へ
西野体制の初陣から3試合連続で先制点を許す
日本代表は12日、ロシア・ワールドカップ(W杯)前の最後の実戦機会となる国際親善試合パラグアイ戦に臨み、前半32分に先制点を許して0-1でハーフタイムを迎えた。
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日本の西野朗監督は8日の国際親善試合スイス戦と同様に4-2-3-1システムをチョイスしたが、スタメンを10人入れ替えた。トップ下にはMF香川真司が入り、最前線にはFW岡崎慎司、左アタッカーにはMF乾貴士を起用。また、GKには東口順昭を送り出した。
序盤から日本はパラグアイに対してボール支配率では優位に立った。ボランチのMF柴崎岳が前線に生きたボールを配球して攻撃を作り出そうとする一方で、スピードアップする間際でファウルによって潰すパラグアイを相手にリズムを寸断された感もあった。
南米予選で敗退して本大会へ出場できないパラグアイは、前半10分過ぎにGKを交代。これが代表引退試合になるGKフスト・ビジャールに代えてGKアルフレド・アギラルを入れた。ビジャールは2010年南アフリカ大会の16強で日本と対戦した際に、PK戦の勝利に導いた日本にとっては悔しい思い出が残る名GKだった。
次第に日本のショートパスに慣れてきた感のあるパラグアイは、セットプレーで日本に脅威を与えた。同25分にFKのこぼれ球で強烈なシュートを放ったMFオスカル・ロメロは、同32分にはロングスローのこぼれ球に反応。浮き球のコントロールで柴崎をかわすと、左足ボレーを日本ゴールに豪快に突き刺した。これで日本は西野監督就任から3戦連続で先制点を与える結果になった。
その直後には香川のパスからペナルティーエリア内でフリーになった乾が決定機でシュートを枠上に外すなど、勝負どころでの差を見せつけられた日本は、0-1のままハーフタイムを迎えている。
(FOOTBALL ZONE編集部)