イニエスタ獲得を実現した三木谷氏が描く夢 「アジアNo.1を本気で目指したい」

「子供たちにもっとサッカーをやりたいという憧れや夢が…」

 今回の記者会見には、国内外から200社を超えるメディアが集まり、会場にはイギリス、スペインからの記者に加え、カタール資本の衛星放送局「BeINスポーツ」も訪れていた。こうした影響力の先には、Jリーグに対して三木谷氏が狙うビジョンもある。

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「世界で最も美しいプレーをするだけでなく、最も尊敬されている選手が入ることは、単に一人の選手の加入ではなく大きな影響を与えると思う。Jリーグが世界に人が見たいようなリーグになる。彼のような現役の選手が、Jリーグでプレーしたいということもトレンドになると思う。子供たちにもっとサッカーをやりたいという憧れや夢が生まれることも期待している」

 Jリーグ創成期には、元ブラジル代表MFジーコら名選手がJリーグでのプレーを選んだことで、世界的な話題も呼んだ。それは、例えばブラジルでは「ジーコがプレーしているリーグ」という認知を与え、ブラジル代表の現役選手が日本でのプレーを選んだことにもつながった。昨季に元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキを獲得したことに続き、そうした潮流を生む契機になり得る。

 世界的に大きな話題になっているイニエスタの神戸加入は、神戸のトップチームの補強というだけでなく、クラブ全体の強化やJリーグ全体の発展につながるだけの意義を生み出す可能性は十分にある。そうした意味でも、イニエスタがどのようなプレーをし、それがどのように世界へ発信されていくかにも大きな注目が集まるところだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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