イニエスタ獲得を実現した三木谷氏が描く夢 「アジアNo.1を本気で目指したい」

東京都内での記者会見に臨んだ三木谷氏(左)とイニエスタ(右)【写真:Getty Images】
東京都内での記者会見に臨んだ三木谷氏(左)とイニエスタ(右)【写真:Getty Images】

大物獲得に懸けた思いを語る 「世界からJリーグが注目を浴びる仕掛けも作りたい」

 ヴィッセル神戸のオーナー企業である楽天株式会社の三木谷浩史代表取締役会長兼社長は、24日に東京都内で行ったスペイン代表MFアンドレス・イニエスタの加入記者会見で、「世界からJリーグが注目を浴びるような仕掛けも作りたい」と、世界的スターの加入を日本サッカーやJリーグの発展につなげる考えを示した。

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 三木谷氏は前日夜の時点で、イニエスタとともに飛行機で日本に向かっていることをSNS上にアップしていた。そして「飛行機で話していたのは、ラ・マシア出身のプレーヤーは、今のチームにイニエスタのみ。バルセロナの保守本流と言える。キャプテンとしてチームを率いていた哲学が注入される」と、一人の優れた選手の加入に止まらない影響力を期待している。

 それは育成組織について、「ユース年代へのメソッドなど次世代の育成にも期待している」と話したことにもつながる。トップチームでイニエスタがプレーしている環境は、育成年代の選手にとって非常に魅力的であり、生きた見本を間近で見られるチャンスだ。

 さらに、三木谷氏が語ったのは、イニエスタの加入が日本サッカーやJリーグ全体に与える影響についてだった。

「神戸に止まらず、日本サッカーに大きなインパクトを与え、アジア全体にもインパクトを与えると思っている。アジアナンバーワンを本気で目指していきたい。彼は7400万人のSNSフォロワー数を誇り、世界的にも影響力と発信力がある。世界からJリーグが注目を浴びるような仕掛けも作りたい。スポーツには人や社会を元気にする力がある。今日、この日を迎えることができて感動している。イニエスタ選手が日本で思い切り楽しんでプレーできるよう、美しく感動的なプレーができるようにサポートしたい」

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