パラグアイ代表FWの“低弾道バイシクル”を世界称賛 「華々しい」「ほぼロナウド」
コリンチャンスのFWロメロがリベルタドーレス杯でゴラッソ
南米のクラブ王者を決めるコパ・リベルタドーレスはグループステージの熱戦が繰り広げられているが、ブラジルの名門コリンチャンスは現地時間17日に行われた第5節デポルティボ・ララ(ベネズエラ)戦に7-2で圧勝し、決勝トーナメント進出を決めた。そして、その試合で生まれたパラグアイ代表FWアンヘル・ロメロの“低弾道バイシクル”が話題を呼んでいる。
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試合はアウェーのコリンチャンスが序盤から主導権を握る。元ブラジル代表MFジャジソンのハットトリックなどで4-2とリードし、迎えた後半41分だった。
右サイドをドリブルで突破したDFギレルメ・マントゥアンが、ペナルティーエリア内に入り右足でクロス。ほぼ真横に放った低い弾道のクロスは中央で待つロメロのもとに飛んだ。ボールにややカーブがかかっていたため、ロメロはわずかに後方へステップ。ゴールに背を向けた状態で、且つクロスの高さも低くタイミングを合わせるのが難しい状態だったが、ロメロはその場で素早くバイシクルキックの体勢に入り右足でシュートした。強烈な一撃はゴール手前でワンバウンドし、相手GKの手を弾きながらゴールネットに吸い込まれた。
このゴールを母国パラグアイのメディア「D10」は、「アンヘル・ロメロがリベルタドーレスでバイシクルシュートのゴラッソ」と報道。「AS」コロンビア版は「華々しいバイシクルシュート」と速報した。またイタリア紙「トゥット・スポルト」は、「アンヘル・ロメロ、(ほとんど)ロナウドのバイシクルシュート」と、カッコ付きながらポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、4月に行われたUEFAチャンピオンズリーグのユベントス戦で決めた一撃を引き合いに出して称えている。
その後、後半アディショナルタイムに2点を追加し7得点圧勝のコリンチャンス。2012年以来の南米制覇へ、好調を維持しているようだ。