マンUファン・ペルシー、移籍の決断は家族次第か 「僕にとって重要なこと」

「ユナイテッドは二面性のある獣のようだ」

 マンチェスター・ユナイテッドのFWロビン・ファン・ペルシーは、2016年6月いっぱいでクラブと契約満了を迎える。今夏の退団もウワサされる中、自身の去就について口を開いた。移籍に関しては、家族のことがひとつの大きなポイントとなっているようだ。英地元紙「ガーディアン」が報じている。
 
「少し奇妙で難しい状況だ。新天地というのはいい響きだね。現実的な道を考えなくてはならない。僕は、来年もプレーをしていたい。でも、僕は決断のためには、いつも家族や子どものことを考えている。僕にとっては本当に重要な事だ。僕は 家庭を大事にする人間だ。子どもや妻がハッピーでいるのを見ているのは素晴らしいことだ」
 今年8月には32歳を迎えるオランダ代表は現状についてそう語った。サッカー選手であると同時に、夫であり、父親でもある一人の人間として決断する時を迎えている。
 負傷や、コロンビア代表FWラダメル・ファルカオとのポジション争いを繰り広げた。今季はリーグ戦10得点に終わり、過去5シーズンでも最も少ない数字だった。そのパフォーマンスから批判も受けたというが、2度のプレミア得点王に輝いたストライカーは、こうした苦境も乗り越えてきた。
「少なくともあと7得点は決めたかったが、それでも認めてくれない人はいただろう。マンチェスター・ユナイテッドは二面性のある獣のようだ。 マンチェスター・ユナイテッドはほかのクラブよりも多くの人間から見られ、フォローされている。しかし、同時にメディアからも注目される。私はこうしたことにも対応する必要がある。私は選択し、結果を受け入れなければならないんだ」
 2013年には自らのゴールでユナイテッドを優勝に導いたファン・ペルシー。来季は別のユニホームに袖を通すことになるのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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