頼れる主将・長谷部はぶっつけ本番か ザッケローニ監督が最終調整試合で長谷部、岡崎の欠場を示唆

 手術を受けた右ひざの炎症などで離脱していた主将のMF長谷部誠(ニュルンベルク)は、この日の練習で合流を果たしたが、イタリア人指揮官は「(長谷部)まだ調整段階。非常に大切な選手だし、あせらずにじっくりやってほしいという考えをもっていて、来週のW杯に合わせるように調整させている。コンディションのいい長谷部が いることが大切だと思っている。本番に向けての調整段階だと思う」と説明した。

 高い国際経験を持つボランチの起用に関しては否定的な考えを示し、欠場の可能性も浮上。本大会初戦の15日コートジボワール戦にぶっつけ本番する可能性も出ている。

 一方、発熱で休養していたFW岡崎慎司(マインツ)もこの日合流。今季ブンデスリーガで34試合15得点と爆発したストライカーに対し、指揮官は「その質問 はドクターに聞かれた方がいい。おそらく、エアコンのせいなんじゃないかとは思う」と笑顔でかわした。

 ザンビア戦の出場の可否ついては「体調が良ければ使うつもりでいる。使えないにしても、シーズン中に多くの試合をこなしてきたから、試合勘という部分では心配していない。(先発は)まだ何とも言えない。まだ詳細な ゲームプランを決めきれていない」と真剣な表情で説明。こちらも起用に慎重な姿勢を打ち出していた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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