なでしこMF猶本「代表を背負う重みを肌で感じた」 浦和でアジア杯優勝を報告

「1試合しか出られなかったけど…」

 続いてマイクを向けられた猶本だが、小声で横にいた池田に「何を言えばいいんだっけ?」と聞いた声がマイクに拾われてしまい、照れ笑いをする結果になった。それでも猶本は大会を通じて感じたものとして、経験を積んできた選手たちの姿勢について話している。

「先輩たちの試合への臨み方、代表を背負っている重みは聞いてはいたんですけど、肌で感じることができました。1試合しか出られなかったけど、気づいたこともあって貴重な経験でした。先輩たちのリーダーシップ、プレーへの細かい打ち合わせをすること。出ていない選手も一つになって戦えたと思います」

 なでしこリーグはゴールデンウィーク中には連戦が組まれ、浦和はマイナビベガルタ仙台レディースとのアウェーゲームを挟み、ホームに昨季女王の日テレ・ベレーザを迎える。猶本らにとっては、ともにアジアの頂点を取ったMF長谷川唯やDF清水梨紗などのメンバーと所属クラブで相まみえることになる。

 猶本は「浦和では守備も攻撃も、より前への関わりを求められていると思う」としたうえで、「チームも成長しているし、その中でより良いプレーを追求して成長したい」と決意の言葉を残していた。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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