ハリル監督、90分超の反論会見 最後に言い残した美しき日本語「11文字」とは?

電撃解任されたハリル氏だったが、最後まで日本愛を貫いた【写真:荒川祐史】
電撃解任されたハリル氏だったが、最後まで日本愛を貫いた【写真:荒川祐史】

電撃解任のハリル氏、最後まで日本愛を貫く 「私は日本の永遠のサポーターだ」

 日本代表を率いたバヒド・ハリルホジッチ前監督は27日、都内で記者会見を行い、電撃解任について自らの思いを吐露した。16時直前にスタートした会見は17時半過ぎまで続き、90分超にわたってハリル氏は長広舌を振るったなか、最後は日本語で会見を締めくくっている。

 ハリル氏は2015年3月に日本代表監督に就任し、6大会連続のワールドカップ(W杯)出場に導いたが、その後二度の欧州遠征で未勝利に終わるなど不振が続き、4月9日に日本サッカー協会(JFA)から契約解除が発表された。

 契約解除の一因として選手とのコミュニケーション不足が指摘されていたが、ハリル氏は真っ向から否定。それでも日本への感謝を口し、「私は日本の永遠のサポーターだ」と公言した。

 50分弱の独演会、40分超の質疑応答を終えたハリル氏は「最後にメディアの人にも言いたい」と切り出し、「批判もあると聞いている。日本の記者の方々は、それでも私にとっては優しい人々だった」と言い残している。

「私のことはどう書いてもいいが、日本代表は窮地のなかで準備をしていく。サッカーの世界ではワールドカップはこれ以上ない舞台だ。危険性もはらんでいる。彼らに準備時間を与えて欲しい。日本代表には良い試合、良いワールドカップをしてほしい」

 電撃解任の憂き目を見ても、最後まで日本への愛を貫いたハリル氏。会見の最後は自身が知る美しき11文字の日本語で締めくくった

「アリガトウゴザイマシタ」

 そう言い残したハリル氏は日本流のお辞儀を何度も披露。取材陣から拍手を受けながら会場を後にした。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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