「誰と?」ハリル氏、コミュニケーション不足に反論 「吉田、長友、川島、長谷部らと話し合った」

ハリル氏は、JFA側が契約解除の一因として挙げたコミュニケーション不足について反論【写真:荒川祐史】
ハリル氏は、JFA側が契約解除の一因として挙げたコミュニケーション不足について反論【写真:荒川祐史】

JFAの田嶋会長は解任理由にコミュニケーション不足を指摘、ハリル氏は疑問呈す

 日本代表を率いたバヒド・ハリルホジッチ前監督は27日、都内で記者会見を行い、電撃解任について自らの思いを吐露した。コミュニケーション不足も契約解除の一因に挙がっていたなか、ハリル氏は「吉田、長友、(川島)永嗣、長谷部などと話し合った」と言及。コミュニケーションに問題はなかったと強調しつつ、「誰となのか?」と疑問を呈している。

 ハリル氏は2015年3月に日本代表監督に就任し、6大会連続のワールドカップ(W杯)出場に導いたが、その後二度の欧州遠征で未勝利に終わるなど不振が続き、4月9日に日本サッカー協会(JFA)から契約解除が発表された。

 JFAの田嶋幸三会長は解任理由の一つとして「コミュニケーション不足」を挙げていたが、ハリル氏は真っ向から否定。「2月に海外組の吉田(麻也)、長友(佑都)、永嗣、長谷部などと話し合った。コミュニケーションの問題はなく、モチベーションも高かった」と明かし、「なぜか2カ月後にコミュニケーションが薄らいだという。誰となのか?」と怒りを露わにしている。

 6月にロシアW杯を控えて「ワクワクしていた」というハリル氏。「だが、(田嶋)会長が来て、サヨナラと。突然の出来事で、何も知らされていなかった。何でなのか知りたい。教えてください。他の歴代監督にも聞いたが分からない」と困惑した様子を伝えている。

 田嶋監督が解任理由の一つに挙げた“コミュニケーション不足”だが、ハリル氏は最後まで問題なしを主張。逆に「誰となのか」と疑問を投げかけるなど納得のいかない様子だった。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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