代表戻りのリーグ初戦で明と暗 原口が好調キープするも香川や岡崎らはアピールできず 

清武は長旅のコンディションに加え、来週のユベントス戦を見据えてベンチ外に

 10日に行われた欧州各国リーグ戦で、バイド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表クラスの選手が多く試合に出場した。その一方で、MF香川真司(ドルトムント)やMF清武弘嗣(セビージャ)は負傷や長旅のコンディションを懸念されベンチ外、FW岡崎慎司(レスター)は前半のみの出場で無得点など、代表の主力メンバーはアピールしきれなかった。

 代表合流直後の一戦で先発フル出場を果たしたのは酒井高徳(ハンブルガーSV)、MF長谷部誠(フランクフルト)、FW原口元気(ヘルタ)。そのなかで原口は前半8分にFWイビセビッチ、後半41分にもFWシーバーの得点をお膳立てして2アシストをマーク。ワールドカップ予選タイ戦で決勝弾を決めた男は好調をキープしている。

 また今夏、磐田からへーレンフェーンに移籍した小林祐希も先発出場。前半6分にいきなり警告を受けたが、オランダデビューを飾っている。

 清武弘嗣は移動距離の長さおよび来週のミッドウィークにUEFAチャンピオンズリーグ・ユベントス戦を控えるため、今回ベンチ入りしなかった。セビージャはラス・パルマス戦の前半16分に先制を許し苦しい展開となったが、後半44分に清武とポジションを争うMFパブロ・サラビアが途中出場で同点弾。そして、後半アディショナルタイムに同じくFWカルロス・フェルナンデスの劇的な一撃で勝ち点3を手にした。

 

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