2戦連続フル出場の酒井高徳 ドルトムント撃破に「チームとして狙いを体現できた」

強豪相手に守備で奮闘 HSV快勝に貢献

 ハンブルガーSV(HSV)の日本代表DF酒井高徳は、20日に行われたドルトムント戦で前節ダルムシュタット戦に続くフル出場を果たし、3-1の勝利に大きく貢献した。チームにとっては3試合ぶりの勝利。酒井も試合後に「でかいっすねえ。うれしいっす」と語り、強豪撃破の満足感に満ち溢れていた。ブンデスリーガ公式サイトが喜びの声を伝えている。

今季、シュツットガルトからHSVに移籍した酒井だったが、加入当初からベンチを温める時間が続いた。しかし、右サイドバックのレギュラーだったDFデニス・ディークマイアーが負傷したことで、出番が回ってきた。相手はここまで2位につける国内屈指の強豪ドルトムントだったが、HSVは過去3シーズンで4勝1分1敗と相性の良さを誇っており、今回の対戦でも撃破に成功。酒井はこの勝利を「チームが団結してつかんだもの」だと振り返った。

「監督は『相手は私が思う中でバイエルンの次にトップのチームだ。向こうが強いというのは分かっているから、そこはリスペクトする』と。けれども『僕らにも勝てるチャンスはあると思う。チーム全員でしっかりコンパクトに守って、球際も強く戦えたら僕らにもチャンスがある。それができなかったら、勝つ可能性はない』と、試合前に言っていた。それをみんなで体現した感じですかね」

 酒井は対峙したドイツ代表MFマルコ・ロイスらを相手に好守を披露し、守備で存在感を示した。個人だけでなく、周囲と連動して強力なドルトムント攻撃陣を無力化したことに、一定の手応えを感じているようだ。

 

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