名門スポルティングで大騒動 選手の反抗に会長激怒、一度は“19人出場停止”決定も…

スポルティングCPのブルーノ・デ・カルバーリョ会長【写真:Getty Images】
スポルティングCPのブルーノ・デ・カルバーリョ会長【写真:Getty Images】

ポルトガル名門が大混乱 EL敗戦で会長が批判、選手19人が共同声明で反発し泥沼化

 数々の名選手を輩出してきたポルトガルの名門スポルティングCPが大混乱に陥っている。UEFAヨーロッパリーグ(EL)での戦いぶりを批判された選手がSNSを通じて反抗の意思を示し、ブルーノ・デ・カルバーリョ会長が19人もの選手を出場停止にすると大騒動になっている。

 スポルティングCPはEL準々決勝で現地時間5日にアトレチコ・マドリードと対戦。敵地で0-2と敗れ、準決勝が厳しい状況となっている。

 この試合の結果に不満を示したデ・カルバーリョ会長は元バルサのDFジェレミー・マテューやDFセバスティアン・コアテスらを“愚かな”パフォーマンスだと公に非難した。

 これに対し、選手は19人の共同署名の声明を発表。「我々は常にチームのために、サポーターのため、そして我々自身のために戦っています。このメッセージで会長が公にしたコメントへの不満を示したい」と反発し、練習不参加の意を表明した。

 この反逆に対してデ・カルバーリョ会長も「我慢の限界だ」と怒りを示した。「このメッセージに署名した選手は即刻出場停止だ」と制裁を決定し、事態は泥沼化していた。

 二転三転した今回の騒動だが、米スポーツ専門テレビ「ESPN」によれば指揮官のジョルジェ・ジェズス監督がデ・カルバーリョ会長と話し合った結果、選手の出場停止処分は取り下げられたという。現地時間8日はパソス・デ・フェレイラ戦ではジェズズ監督は自由にチーム編成を行うことができそうだ。

 選手と会長の対立による大混乱が起きたスポルティングCP。クラブが一丸となり、立て直すことができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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