浦和の最古参DF平川が説く 苦境のチーム再浮上に不可欠な「監督」の重要性

大前提は「全員がバラバラにならないこと」

 当時の浦和は、選手の獲得という形でクラブが現場をサポートした。現在の浦和は、正式な指揮官を見つけることが最優先。平川もまた、自身が話す「一つになってやること」の求心力がある存在の必要性を語った。

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「まずは、全員がバラバラにならないこと。それぞれに思うことがあるなかで、一つになれるのか。そうやって一つになるために必要なのが監督。新しい監督を迎えるまで、大槻さんの下でまとまれるのかどうかが大切で、一つになるというのは簡単なことではない」

 浦和の良い時期も苦しい時期も知るベテランが話す言葉からは、クラブによる現場へのサポートの必要性を感じ取ることができる。ワールドカップが開催される今季は、5月19日まで全ての週末とミッドウィークに公式戦が組み込まれる。その間に消化される試合数を考えれば、この期間の成績は年間の最終成績に与える影響が大きい。

 この状況を打破するため、浦和はチームを一つにまとめる指揮官を招聘することができるのか。それこそが、ピッチで戦う選手たちに対するクラブによる最大限のサポートになるはずだ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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