宇佐美3戦連続弾の陰で「最も奇妙なシーン」 ”顔面&ポスト”連続直撃の珍事に会場騒然

デュッセルドルフGKのパスが相手FWに当たって大ピンチに

 ドイツ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフのFW宇佐美貴史は現地時間4日のリーグ第25節ザンクトパウリ戦に先発出場し、決勝点を含む1得点1アシストの活躍で2-1の勝利に貢献。日本人アタッカーが輝きを放った陰で珍プレーが生まれていた。ドイツ紙「エクスプレス」は「最も奇妙なシーン」としてクローズアップしている。

 試合は前半9分に動いた。デュッセルドルフが右CKを得ると、キッカーを務めたのは宇佐美。正確なキックからDFアンドレ・ホフマンの先制点を演出し、2試合連続アシストをマークした。さらに後半29分には、ピッチ中央でパスを受けた宇佐美がワントラップで前を向き、思い切り良く左足を一閃。ゴールまで約20メートルの位置から放たれた低い弾道のシュートは、相手GKの手を弾いてゴール右隅に流れ込んだ。

 その後に1点を返されたが、デュッセルドルフが2-1と勝利を収めた。宇佐美の活躍が光ったなか、ドイツ紙「エクスプレス」が注目したのは前半終了間際のプレーだ。

 デュッセルドルフが自陣でボールをキープし、GKラファエル・ヴォルフにバックパス。ヴォルフは余裕を持って前方にキックしたはずが、ボールは相手FWの顔面を直撃。はね返ったボールはそのままゴール方向へ転がりネットに吸い込まれるかと思われた。だがボールは右ポストを直撃し、デュッセルドルフは失点のピンチを逃れた。

 これが決まっていれば1-1の同点となっていただけに勝敗の行方は分からず、宇佐美のゴールも生まれていなかった可能性もある。デュッセルドルフとヴォルフにとっては、まさに“幸運”と言える場面だったが、珍プレーとして現地でも注目を集めているようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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