ドルトムントCEO、プレミアファンの現状に警鐘 「“同志”ではなく“顧客”になってる」

「20~50年後、きっと我々の方がより良い道」

「我々は15万4000人のクラブ会員を有している。彼らは顧客ではなく、クラブの一員でありたいと思っている。これはドイツのサッカーにおける大事な精神かつ、大きな違いだ。我々は毎試合8万1000人の観客が来る――月曜日を除けばね。我々は11~14ユーロ(1500円~2000円)で観戦できるチケットの立見席が2万8000席ある。それがボルシア・ドルトムントの生きる道だ」

 さらに、ヴァッケ氏は「プレミアリーグの18、19、20位のクラブはドルトムントとほぼ同じ経営規模だろう。それは我々にとって簡単な状況ではない」と現状を分析しながらも「今はイングランドがより多くの金を保有しているが、20~50年後、きっと我々の方法がより良い道だと思う」とも口にしている。

 平日開催が増える中、ドルトムントのカリスマCEOは真っ向から反旗を翻している。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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