元Jリーガー二人がUAEで共闘　ゴールの喜びを分かち合う姿を地元TVもクローズアップ

　UAE1部のアル・アインは3月1日にリーグ第18節アル・ワハダとの首位攻防戦に挑み、6-2で大勝を飾った。チーム2点目を決めた元J1鹿島アントラーズのFWカイオはインスタグラムでゴールシーンを公開し、元サンフレッチェ広島のDF塩谷司との“歓喜の抱擁”が現地映像でもクローズアップされている。

　本拠地ハッザーア・ビン・ザーイド・スタジアムでアル・ワハダを迎え撃ったアル・アインは、前半41分に先発出場のカイオに見せ場がやってくる。先制点を挙げたスウェーデン代表FWマルクス・ベリが、最終ラインの裏に抜け出して右サイドからクロスを上げると、逆サイドを猛スピードで上がってきたカイオがフリーで流しこんでリードを2点に広げた。

　バックスタンド側に走っていったカイオの下に一番に駆け寄ったのが背番号33の塩谷。二人はスタンドから大声援が送られるなか、“歓喜の抱擁”をかわした。カイオは2日に自身の公式インスタグラムを更新し、「Thanks God」と綴るとともに「thanks bro」とアシストをくれたベリに対する感謝も忘れなかった。

　投稿の返信欄には「ザ・ボス」「モンスター」「頑張れ!!!」「なんてパフォーマンスだ」「君が誇らしい」と今季リーグ戦4点目を挙げた活躍を称えるコメントが多く寄せられた。なかには、日本人ファンと思われる「ナイスゴール 塩とのストーリー面白い」とかつてJリーグでしのぎを削った塩谷と共闘している姿に感銘を受ける声も挙がっていた。

　ライバルとの大一番に勝利し、2位との勝ち点差を4ポイントに広げたアル・アイン。2014-15シーズン以来となるリーグ優勝を目指すなかで、元Jリーガーがまばゆい輝きを放っている。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images