ネイマール、W杯は“ぶっつけ本番”か 代表ドクターが早期復帰のリスクを指摘「再度骨折する」

ラスマル教授は“保守的な治療”を進言「リカバリーにかかる時間は2カ月半から3カ月」

 パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールが、今年6月のロシア・ワールドカップ(W杯)に“ぶっつけ本番”で臨む可能性が浮上している。ブラジル代表のチームドクターであるロドリゴ・ラスマル教授が明かした。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じている。

 ラスマル教授は過去に2002年日韓W杯で得点王に輝いた元ブラジル代表FWロナウドの手術を担当するなど、ビッグネームをサポートしてきたドクターだ。そのサッカー界の権威は、2月25日のリーグ・アン第27節マルセイユ戦で右足首捻挫と右足第5中足骨にヒビを負ったネイマールについて触れている。

「第5中足骨の骨折は、足にとって重大なものを意味する。様々な種類の骨折があるが、このタイプのものはネイマールに起こったように気づかれにくいものだ。ベストで唯一の方法は手術しかない。より保守的な治療をしなければ、短期で再度骨折する可能性が高く、そのリスクをアスリートに与えることはできない。リカバリーにかかる時間は2カ月半から3カ月だろう。全ての選手によって状況は変わってくるが、注意深く観察していくしかない」

 ラスマル教授は想像以上の重傷であることを明かし、無理な復帰は再発を招くと断言している。

 

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