元フランス代表MFナスリ、ドーピング違反で6カ月の出場停止へ 去就問題にも影響か

2016年の静脈内注射が問題に 1月にアンタルヤスポルと契約解除

 1月にトルコ1部アンタルヤスポルと契約解除になり、現在は無所属の元フランス代表MFサミル・ナスリが、世界アンチ・ドーピング機関(WADA)の定めるルールに違反したことにより、6カ月の出場停止処分を受けることになったようだ。英公共放送「BBC」が報じている。

 ナスリはセビージャ所属時代の2016年にアメリカ・ロサンゼルスの病院で静脈内注射を受けた。WADAの規定では、注射は6時間に50ミリリットルが上限と定められているが、ナスリは500ミリリットル以上の注射を受けたとされている。

 これが違法行為とされ、UEFAからは2年間の出場停止処分が科された。ナスリ側はこれを不服として、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴していた。

 スペイン紙「マルカ」では1年間の出場停止になるとも報じられていたが、最新のレポートによれば出場停止期間は6カ月になるという。

 ロシアのゼニトやFW本田圭佑がプレーするメキシコ・リーガMXの強豪ティグレスなどへの加入も噂されているナスリ。今回の処分が去就問題の決定に影響を及ぼす可能性は大きく、今後も動向に注目が集まりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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