ファン・ハール監督の功績? ルーニーのストライカー起用は「私の判断」

好調の要因となった主将のポジション変更

 マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督は、自らがFWウェイン・ルーニーのストライカーとしての能力を引き出したと豪語している。英地元紙「デイリー・スター」が報じた。
 マンUは現在、プレミアリーグでチェルシー、エバートンに2連敗を喫したが、暫定ながら5位リバプールと勝ち点7差の4位を死守している。
 序盤戦は、なかなか波に乗り切れなかったが、次第に勝ち星を積み重ね、かつての名門の姿を取り戻しつつある。復活のきっかけは、今季就任当初からトップ下に固定していたルーニーのポジション変更だろ う。
 ファン・ハール監督は、ルーニーをトップ下から最前線に移したことについてこう言及した
「トップ下でプレーしていたウェイン・ルーニーは、ストライカーのポジションについて動きが良くなった。エレーラも今の配置で改善されたね。私の判断が正しかったことを証明してくれている」
 数カ月前には、イングランド代表のロイ・ホジソン監督や、マンUのOBであるポール・スコールズ氏、アンディー・リッチ氏、ドワイト・ヨーク氏らが、シーズン途中まで一貫していたルーニーのトップ下起用に対し、FWに配置すべきだと不満を漏らして話題を呼んでいた。
 当時ファン・ハール監督はルーニーについて「ストライカーとしては不十分だ」と外部の意見を一蹴していたが、相次ぐ 攻撃陣の負傷離脱によってルーニーを前線で起用せざるを得ない事態となった。そのチャンスをものにしたことでルーニーは最前線に定着。今季は、ここまでで12ゴール5アシストを記録している。主将の前線復帰によってチーム状態も上向き。オランダ人指揮官は自身の采配に満足している様子だった。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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