レアル解任危機に直面するジダン監督 現地紙が「7つの大罪」を特集…名将の失策とは?

危機察知能力の欠如とジダン流采配の失敗

 4つ目の大罪として挙がったのは「反応の鈍さ」だ。今季はチームが危機的な状況に突入しているにも関わらず、ジダン監督は危機察知能力が低いと指摘。「コンディションの悪さ、才能の欠如など出番を得るにふさわしくない選手を選んでしまった」としている。

 レガネス戦でチームを勝利に導けなかったハキミ、GKキコ・カシージャ、 MFマルコス・ジョレンテは戦犯として名前が挙げられており、不発で批判を浴びている元フランス代表ストライカーについては「永遠のお気に入りのベンゼマ」と評している。「ギャレス・ベイルは故障」と万全時にはエース級の活躍を見せるスピードスターの不振も嘆く。一方、FWダニ・セバジョスは不満を表面化し、ベンチメンバーから外れている。

「ローテーションの導入」が5つ目の大罪だという。レガネス戦では若手中心のメンバーで臨んで敗れたが、「これは滑稽だ。Bチームはひどい試合をしているか、これまでの全試合でとんでもない出来にもかかわらず、彼(ジダン)は強気の賭けに出た。残酷な運命のいたずらに備えて、ベイルやマルセロをベンチに入れておかなかったのは大きな失敗」と指摘した。

 首位奪回が極めて困難なリーグ戦ではなく、タイトル獲得が期待された国王杯でメンバーを落としたジダン流の采配もつるし上げられている。

 

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