ベンゲル監督、チェルシーとの天王山を前に愛弟子セスクを擁護

愛弟子の活躍に複雑な心境を覗かせるベンゲル監督

 アーセナルはセスクをバルセロナに売却した際、買い戻しオプションを条件に盛り込んでいたが、エジル、サンチェス、ウィルシャー、ラムジーら攻撃的MFに豪華なタレントを揃えるチーム状況からあえて行使しなかった。セスクはチェルシーの主軸としてチームをけん引している。フランス人指揮官は、チャンピオンロードをひた走るセスクに対しての思いを口にした。

「私が残念に思っているのは、彼がここを離れたいと望んでいたことだ。クラブと私の存在は、セスクの人生にとってもポジティブな影響となったはずだ。それだけに、彼が今ここにいないことを正当化するのはどうしても違和感を感じてしまうね」

 かつて最大限の信頼と愛情を注いできた生弟子が、宿敵のキーマンとして躍動する姿に、複雑な心境を覗かせた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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