ベンゲル監督、チェルシーとの天王山を前に愛弟子セスクを擁護

サポーターに「敬意を払うよう」ブーイング自粛求める

 アーセナルのアーセン・ベンゲル監督が、かつてキャプテンを務めたチェルシーのスペイン代表MFセスク・ファブレガスへの敬意を示すよう呼びかけている。クラブ公式サイトが伝えている。

 アーセナルは26日、プレミアリーグ第34節で首位チェルシーをホームに迎える。リーグ戦2位につけるアーセナルは勝ち点10差でチェルシーを追走中。優勝争いに向けた天王山となる。

 今季よりバルセロナからチェルシーに加入したセスクは、2003年から8年間ガナーズに在籍。キャプテンとしてベンゲル監督と師弟関係を築いていた。今週末の大一番は、セスクにとってチェルシーの一員として初めて迎えるエミレーツ・スタジアム凱旋となる。

 同じロンドンを本拠地とするチェルシーに移籍したかつての英雄に対するサポーターの風当たりは強まっている。エミレーツ・スタジアム周辺にあるアーセナルのユニフォーム姿のセスクの大型フラッグを外すことを要求するまでに至っている。だが、ベンゲル監督は試合前の記者会見で、セスクに対し、ブーイングではなく、敬意を持って迎え入れるようグーナー(アーセナルサポーター)に呼びかけた。

「セスクはこのクラブで素晴らしい時間を過ごしていた。日曜日でのエミレーツでは、全員がセスク・ファブレガスに敬意を払ってほしいと思っている」

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