ペップ、宿敵モウリーニョからイバノビッチ強奪か

チェルシーと契約合意に至っていないイバノビッチにバイエルンが着手

 バイエルン・ミュンヘンが、今夏にチェルシーのDFブラニスラブ・イバノビッチの獲得に乗り出す可能性が浮上していると英地元紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。

 2008年にチェルシーに加入したイバノビッチは、今季リーグ戦32試合出場で4ゴール4アシストと、守備のみならず攻撃面でもチームに多大なる貢献をもたらしている。

 今年のリーグ戦第23節マンチェスター・シティ戦では、チェルシーでの300試合出場を達成。ジョゼ・モウリーニョ監督も「クラブ史上最高の人材の1人」と賛辞を惜しまなかった。

 その大活躍を受け、ブンデス王者がイバノビッチ強奪を目論んでいるようだ。ジョゼップ・グアルディオラ監督が獲得を熱望していると伝えられている。

 2016年に契約満了を迎える31歳のベテランDFに対し、チェルシーは既に新たなオファーを提示している。しかし、30歳を過ぎている選手には決まって1年間のみのオファーというクラブの方針もあり、いまだ合意には至っていない。

 他クラブの動きを牽制したいモウリーニョ監督は、イバノビッチにのみ例外的な措置を望んでいるとされているが、具体的な長期契約オファーは実現していない。

 モウリーニョ監督はレアル・マドリード時代、バルセロナ率いるペップと壮絶な戦い繰り広げてきた。かつてのライバルから主力を引き抜かれる事態は何としてでも避けたいところだろう。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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