ドルトムントを退団するクロップ監督が早くもウェストハムからの誘いを固辞

早くも始まった名将の争奪戦

 ドルトムントを今季限りで退団すると発表したばかりのユルゲン・クロップ監督が、早くも来季プレミアリーグのウェストハムの監督就任のオファーを断ったことが明らかになった。地元紙「デイリー・ミラー」が報じている。
 今季限りでの退任を発表した名将には、早くも来季のオファーが届いていた。今季前半戦でヨーロッパ・リーグ出場圏まで健闘していたウェストハム終盤戦で失速し、現在10位と順位を下げている。そして、今季限りでチームを去ることが濃厚視されているサム・アラダイス監督の後任としてクロップ氏にオファーを出したが、名将 はこれを固辞したという。
 2016年シーズンからオリンピックスタジアムを本拠地に移転するウェストハムにとっては、欧州屈指の名将は「夢のヘッドコーチ」だったが、オファーをあっさりと断られたことで、新たな候補者の選定に進まざるを得なくなったという。
 新監督候補のレアル・ソシエダのデイビッド・モイーズ監督は、スペインでの指導者生活を気に入っている様子。ナポリのラファエル・ベニテス監督も候補となるが、ヨーロッパの大会の出場権を持つクラブでの指揮を希望しているようだ。マルセイユのマルセロ・ビエルサ監督もリストに入っているという。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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