W杯出場最多「最強ベスト11」 マラドーナやロナウドのほか、中田英寿の元同僚も…

24試合出場のクローゼは最多得点記録を保持

 前線では、ドイツからウーベ・ゼーラー(21試合)とミロスラフ・クローゼ(24試合)、ブラジルからロナウド(19試合)が選出されている。

 ゼーラーは1958年大会から計9ゴールを挙げた往年の名ストライカーだ。クローゼは、華麗なテクニックがあるタイプではないが、ゴール前の勝負強さが光る選手で、2002年から4大会に出場してW杯歴代最多ゴール記録(16点)を保持している。ロナウドはクローゼに更新される前の記録保持者(15点)で、02年日韓大会の得点王。1試合当たりのゴール数ではクローゼを上回り、今でも「歴代最高のストライカー」の呼び声が高い。

 そして、監督は西ドイツ代表を1966年大会から4大会に渡って率いたヘルムット・シェーン氏(25試合)が選出された。また、ベンチメンバーとしてGKにドイツからベルティ・フォクツ(19試合)、DFにペア・メルテザッカー(19試合)、MFヴォルフガング・オヴェラート(19試合)、FWカール=ハインツ・ルンメニゲ(19試合)の4人、ポーランドからFWグジェゴシ・ラトー(20試合)が選出されている。

 4年に一度しかない舞台で試合数を重ねるには、トップレベルでの息が長い活躍と出場した大会で勝ち上がって試合数を増やす必要があり、その両立を果たした選手たちは歴史に残る名手として語り継がれている。今年のロシア大会では、ランキングに名前を残す新たなプレーヤーがどれだけ生まれてくるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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