本田、パチューカ退団報道を海外記者はどう見る? 選択肢は残留、欧州復帰、そして…

「彼は英語をよく話すし、MLSは良い場所」

 一方、世界三大通信社のひとつである「AFP通信」でスペインスポーツを担当するパブロ・サン・ロマン記者は「出ていくのが良い選択肢なのではないか」と自身の見解を述べた。

「彼はクラブW杯に出場することがモチベーションでパチューカに来た。それが終わろうとしている今、ヨーロッパに戻るという選択は理解できるものだ。ただ、彼に興味を示すクラブがあるかどうか。能力的にはスペインでもプレーできると思うけど、30歳を超えた選手でもある。彼は英語をよく話すし、アメリカのMLSは良い場所になるのではないか」

 これからさらに本田の周辺は騒がしくなる可能性が高いが、パチューカが残留を望んでいるのは確かなようだ。果たして31歳のカリスマは、冬の移籍市場でどのような決断を下すのだろうか。

【了】

轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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