本田、“高いプロ意識”見せるも先発は厳しい? 伊紙が報じる

「素晴らしい意欲が次節の試合にスタメンに結びつかない」

 ACミランFW本田圭佑は日本代表のウズベキスタン戦からイタリア到着後、練習場に直行するプロ意識の高さを見せながらも、模範的な態度だけでは定位置を確保できない状況に直面している。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。

 本田は1日、ミラネッロで行われたチーム練習で先月21日のカリアリ戦以来となる合流を果たした。記事では「本田圭佑は模範的なプロ選手ということを想起させるチャンスを逃さない。昨日の朝、東京から戻って、家に帰ってリラックスすることなしに、ミラネッロに直接入って、練習をした。その態度は新しいことではないが、とても高く評価されている。しかし、この素晴らしい意欲が次節の試合でのスタメン出場に結びつくには疑問がある」と報じている。

 日本代表で一時チームを離脱し、イタリアに戻るたびに、本田は一時帰宅することもなく、ミラノ空港からミラネッロに直行する。このプロ意識の高さはフィリッポ・インザーギ監督も常々高く評価するところだが、この姿勢が3試合連続の先発出場を保証するものではないという。

 記事では「チェルチが先発する可能性の方が高い様子だ。スソは3番手に回っている」と指摘。イタリア代表MFアレッシオ・チェルチが右サイドのアタッカーとして先発する可能性が高いとしている。

 本田ら代表選手が不在の間、練習試合で2ゴールを決めるなどアピールしたU-21スペイン代表MFスソはチェルチ、本田に続き3番手に位置。スタメンの座を狙っている。

 カリアリ戦では不発でスタンドから大ブーイングを浴びた本田。出場したリーグ戦では16試合連続でゴール、アシストがない。次節は先発か、スーパーサブか。いずれにしても目に見える結果がほしいところだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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