ジェラードが熱弁 「夢のある仕事をしている僕たちだからこそ」

サッカー選手として果たすべき義務

 そして、ジェラードはサッカー選手だからこそできる地域への貢献に積極的に取り組んでいく必要性を訴えている。

「僕たちはこれまでも多くのチャーリティーマッチに参加してきた。夢のある仕事をしている僕たちだからこそ、できることを考えなければならない。このようなチャーリティーマッチを開催して、地域の支援に貢献する義務がある」

 チケットが発売開始からたったの3時間で売り切れたこの試合で、ジェラードは2つのPK を沈めた。後半23分に得たPKの場面で、ジェラードはFWフェルナンド・トーレスとFWルイス・スアレスに声を掛けたが、キッカーを譲られたという。

「彼らはPKのキッカーを望まなかった。彼らに蹴りたいかどうか尋ねたが、遠慮すると言った。サポーターの前でPKを外すことが最後の思い出になるから遠慮したとは、僕は思っていないよ」

 ジェラードは今季リバプールを退団することが決定しており、12年間腕に巻いたキャプテンマークに別れを告げることになる。しかし、彼らの中でジェラードは、これからも偉大なキャプテンであることに変わりはないようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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